襲いかかってくる害虫達を瞬殺しながら、ケイト達は下水道を進んでいく。
気のせいか、出現する魔物の数が以前より多い。
没ステージを調整する必要など無いから、これは女神の存在が影響しているのだろう。
それを裏付けるように、魔物達のほとんどがティアの方へ意識を向けていた。(中にはケイト自身に粘っこい視線を向けてくる魔物もいたが、攻撃する暇も与えず切り捨てているため正確にはわからない)
「天界にも、虫は存在するのか?」
重苦しい雰囲気の中、ケイトは何気なく、そんなことを聞いてみた。
質問されるとは思っていなかったのだろう。ティアは何度か瞼をしばたたかせ、少し緊張しつつ口を開いた。
「えっと、かなり少ないですが、一応、います……。徳を積むことのない、本能で生きる虫や微生物の場合は、基本的にそのまま生まれ変わってしまうので、天界にいるのは例外的に迷い込んだ魂が何らかのきっかけで形を成したものですが」
「……じゃあ、あれを見るのは初めてか?」
「え?」
眉をひそめながら一点を注視するケイトの視線を辿っていったティアは、そこにあったものを見て背筋を凍りつかせた。
奥まった暗がりの中でわらわらと蠢く無数の黒い影。小さくてすばしっこい、黒光りする不潔な……
「ぁ、あぁあああっ……!」
「おい……抱きつくな。神のくせに、虫が苦手か?」
「わ、私も下界のことを知るために何度か地上に降りてきていますっ……! あああれはっ無理ですっ……!!」
カタカタと全身を小刻みに震わせ、ティアが怯えたようにケイトに縋りつく。
女神に抱きつかれながら、ケイトは大きく息を吐いてそれを見る。
***には存在しなかった、人家を活動拠点とする、誰もが嫌悪する不快の権化。
当然……
「嫌なら、離れてろ」
「あ……」
ケイトは、自分に寄り添ってくる女神を手で突き離した。
その拍子に尻もちをついたティアの目に、蠢く黒色生物の方へ歩いていくケイトの後ろ姿が映る。
その、微かに揺れる赤髪の隙間から、ちらりの綺麗なうなじが覗いた。
(あ、あれ……?)
肌に、汗が滲んで……
心なしか足取りも重く、肩が小さく震えているような気がする。
ネズミも、ナメクジも、ミミズも、いつもならとっくに仕留めているのに……
⇒本編では弱い部分を見せたくないという理由と、ケイトの素性に触れてくる内容のためボツにしました。女神は地上に降りる際、仮の肉体に存在を移すそうです。本編のティアは紛れもない本体ですが。
ノクターンノベルズに投稿している小説「HなRPGゲームの世界に転生しました!」の『K-Route⑪ 肛辱』 ボツルートを掲載します。
可愛い子の可愛く悶える姿が好きで好きで仕方ないノエルというサキュバスは、ロリ女神ティアの真っ白な肌と綺麗な縦筋を目の当たりにし、淫魔の本能を抑えきれず暴走してしまいました。
女神の服を脱がすところまでは本編と同じです。低クオリティーですのでご了承下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――
喘ぐように熱い息を漏らし、ゆっくりと瞼を開いていったティアの目に、妖艶な笑みを浮かべる美しい女性が映る。
吸い込まれそうな瞳と、ぷっくりと膨らんだ柔らかそうな唇。ティアと目が合うと、彼女はその表情をさらに綻ばせ、ゆっくりと顔を女神へ近付けていった。
「っ!? やっぁ……ま、まってっ……」
「……?」
首を振り、身を引こうとするティアの様子に、一瞬きょとんとした表情になったノエルは、すぐその口元に妖しい微笑をたたえ、女神の美しい白金の髪を撫で、梳いていく。
「ふふ、私とキスするのイヤだった? やっぱりあの子の方がいい? さっきはあんなに気持ちよさそうだったのに……」
自らの唾液を飲ませることで、身も心も快楽の虜にしてしまう淫魔にとっては、あれほど口の中を可愛がられた後で抵抗されるのは新鮮だった。
もう媚薬の効果も切れてしまっているらしい。
「っ……!?」
ぬちゅ、と何かがティアの脚に触れた。
ひどく緩慢な動きで生肌の上をずるりと這っていく気色悪い感触。
水色で、どろどろとしたものが蠢いている……
「あはあ、スライムちゃんもあなたの身体を味わいたいみたいよ♡ ほら、どこを可愛がってもらいたい? 尿道? お尻の穴? 流動体だからどこにだって入り込んで気持ち良くしてくれるよ?」
気色悪い液状生物がずるずると女神の脚を這い登っていく。
神という存在でありながら、ティアにとってそれは初めて見る生物だった。
この得体の知れないものが自分の体内に潜り込む……想像しただけで背筋が凍りつき、肩が勝手に揺らぐ。
肌を侵食していくように、水魔の冷たい温度が太ももまで拡がっていく。粘液を白い肌に塗りつけながら、ゆっくりと大事な場所へ――
「だ、めっ……!」
「へっ?」
ほとんど無意識下でティアの体表から魔力が迸り、布の中へ侵入しようとしていたスライムが勢いよく弾き飛ばされた。宙に放られた水魔は、5メートルほど離れた位置にその粘体をべちょりと打ち付け、水色の体を地面に拡げていく。
「へえー! そういうこともできるんだ♪ ふふ、やっぱりスライムちゃんは気持ち悪くてイヤ? 私の指の方がいい?」
スライムを弾き飛ばしたティアの魔力も、通常の魔物とは格が違う淫魔にはびくともしない。
もう一度力を使おうとするが、反射的に発動させた自身の力は、使おうにも使い方がわからなかった。
(あっ……!?)
下半身へ魔の手がゆっくりと伸びる。
白い太ももを撫で、そのまま纏衣の中へ潜り込もうとしてくる手の感触に、ティアは咄嗟に「身体強化」を発動させた。
ケイトが使用するスキルの見よう見まねだが、熱っぽい視線で彼女をじっと観察していた女神は、その術構造を何となく把握していた。
根本的に質の違う女神の魔力による肉体増強。その桁違いの生体エナジーによって無理やり底上げされた膂力をもってすれば、戦闘における身のこなしを知らずとも、拘束を解くだけなら何ら問題ない。そのはずだった。
「えっ!?」
それでも、手を振り払おうとした身体は、包み込まれたままびくともしなかった。スキルによって強化された四肢は、自分でも怖いくらいの力を感じるというのに、ノエルの力はそんなものをまるで意に介さずに抑え込んでしまう。
「あはぁ♪ どうしたの? ちゃんと抵抗しないと、下の方脱がしちゃうよ?」
「あぁっ……! や、やめっ――」
じたばたと暴れる脚を、赤子の手をひねるように押さえつけたノエルは、太ももから忍ばせた手で纏衣の下着に触れた。そのまま、かぎ状に曲げた指先を布裾に滑り込ませ、濡れに濡れている薄布をするすると下ろしていく。
(やっ、だめええっ……)
透明な糸を引きながら薄布が肌を離れていき、覆われていた部分に外気が触れる。太ももから足先にむかってずり下ろされていったものが身体から完全に離れると、ノエルの手がワンピースをスッとたくし上げ、ぴっちりと閉じられている股をぐぐぐっと押し開いていった。
(えっ!? な、あ、あああぁっ……!)
本気で抵抗しても、淫魔の規格外の力を前にティアは成す術が無い。股が開かれ、濡れそぼった無垢な秘所が発情サキュバスの前に晒されていく。
「ふあああぁ♡ ティアちゃんのココ、すっごくキレイぃ……♡」
「―――っ!!?」
身体の中で最も恥ずかしい場所に熱い視線が注がれるのを感じ、初心な女神は表情を一気に朱に染め上げる。
真っ白な恥部の中央に入ったピンク色の綺麗な縦筋に歓喜の声を上げるノエル。そして、少女の可愛らしい蜜穴をもっと間近で見ようと、発情状態の淫魔はさらに顔を接近させていった。
微かに震えているティアの陰唇に指を這わせ、柔らかいスリットを左右にゆっくり拡張させていく。
「っ!!? まっ―――」
制止の声は届かず、熱っぽい視線が注がれる中、ぴっちりと閉じられていた柔肉はくぱぁっとくつろげられてしまう。
「~~~~~~~~~~っ!!!」
快楽に蕩けている秘肉を奥の方まで覗き込まれ、可憐な女神は赤くなった頬をこれ以上にないほど羞恥に染め、声にならない悲鳴を上げた。
おかしくなりそうだった羞恥心をさらに上回る恥辱に浸され、ティアは思わず瞼をぎゅっと閉じてしまう。
指で押し拡げられた秘境の奥はとろとろに蕩け、非常に柔らかそうな媚肉はやはり綺麗な薄桃色であり、淫魔の情欲がさらに煽られていく。
ああ……入れたい……
舌を……奥の方へねじ込みたい……
ピンク色に欲情した思考の中で、なけなしの防衛本能が警鐘を鳴らしている。
唾液を飲んだだけで全身に電流が走ったような衝撃を与える神秘のエナジー。これは自分が魔物であるせいだろう。
送り込んだ淫毒も魔力も全て浄化してしまう女神の魔力を取り込んだら、自分の存在が危うくなるのは自明の理。唾液などよりも遥かに純度の高い愛液に、自身の粘膜を触れさせるのは非常に危険だ。
「はあっ……はあぁ……っ」
しかし、身体が勝手に動いてしまう。
唾液を滴らせる舌を尖らせ、少女の大事な場所へ吸い込まれていくように顔を近付けていく。
指でくにぃっと押し拡げられた柔らかい陰唇の中央より少し下にある乙女の入口が、怯えるように微かに開閉している。
本当に小さい。指1本を入れるのが精一杯なくらいに小さな膣穴。
あの奥は、どんな味がするんだろう……
混濁した情欲の波に理性は飲み込まれ、淫魔の本能は女神の幼い花芯を指でさらに押し開いていく。
(やああああぁ……っ!)
恥部へ注がれている熱い視線が開帳された恥部の、さらに奥の方までを覗いている。
限界を超えた羞恥に白肌を赤く染め、ティアはその幼い肢体を縮こませようとした。
熱い吐息が秘所を撫でる感覚に、女神の媚肉がきゅっと硬直し――
―にゅむ、にゅぷううぅっ!!
「――あうっくうぅ゛う゛っ!!?」
指よりも太い舌が、ティアの狭隘な肉穴をこじ開けながら一気にねじ込まれていく。
舌先が触れた瞬間に跳ね上がろうとした肢体は押さえつけられたまま、ピンク色の軟体がにゅぷにゅぷとさらに奥を目指していく。
粘膜を女神の甘露に触れさせた瞬間、浸透していく神聖なエネルギーに神経をメチャクチャに狂わされたが、ノエルは構わず舌を動かしていった。
きゅううっと強く閉じようとする初心な幼肉を舌が押し返し、ざらついた表面を擦りつけるようにピンク粘膜を前後に動かし、溢れ出る唾液を粘膜からすり込んでいく。
「うああっ!!? あっ!? あっぁあ゛ああぁ゛っ!!?」
舌が強く締め付けられる。上体を激しく揺すり、耐えがたい快感に暴れるティアの下半身を両腕でしっかりと絡めとり、ノエルは舌をさらに動かしていく。
唾液の経口摂取とはわけが違う、性感帯へ直接淫毒をすり込まれる凄まじい感覚。
根元まで深く挿入されたピンク粘膜をきゅうきゅうと締めつけてくる柔らかい膣肉に呼応するように、ノエルは舌をにゅるにゅると前後に行き来させ、ざらついた味蕾を肉襞に押しつけ擦り合わせていく。
体内に浸透していった女神の魔力は、ノエルの全身に激震を走らせていた。
致死量の劇薬を流し込まれたかのような、今まで味わったことのないおぞましいまでの激感。
その凄まじい感覚に肉体を狂わされながらも、ゲーム中の普通の魔物としての範疇を超えているノエルは、存在すら脅かそうとする神聖な魔力を強引に抑え込んでしまう。
血脈にまで染み渡るような拒絶反応も、慣れてしまえば未知の快楽であり、身体中を駆け巡る謎の陶酔感にノエルは美しい肢体をぞくぞくと震わせた。
危険な状態であろうと、発情した淫魔の愛撫は止まらず、なおも継続されていく。
「うああ゛あぁあぁ゛っ!!? や、あ、はうぅっ!!? あっく、んうぁああぁっ!? や、めっっ……!!」
陰唇へ吸い付くディープキスの中で、女神の小さな蜜穴を淫魔の舌が狂ったようにぐちゅぐちゅとほじり回す。
ティアの可愛らしい嬌声と、舌全体を包み込む甘く柔らかい媚肉の感触に夢心地のノエル。
指よりもずっと感度の良い舌にむにゅりと伝わってくるティアの柔肉に酔いしれながら、奥の方へねじ込んだ舌を曲げ、手前の方にえぐるように引き戻していく。
舌先が肉襞をかきわけながら秘肉をなぞる。ビクビクと四肢を痙攣させる女神を抑えつけながら、その舌先が奥まった場所にある部分にちゅ、と触れた。
「っ――――――っっ!!?」
ぷにぷにとした感触を舌の先端で捉えた瞬間、ティアの肢体が弾かれたように跳ね上がる。
指で散々可愛がった弱点を、今度は舌で捉えていた。
柔肉を探るようにして舌先がさらにGスポットへ食い込んでいく。
「ひっぃ゛ぅ゛っ!!?」
可愛らしい喘ぎ声とともに、密着している白肌が激しく脈動する。
唾液を分泌する軟体を押しつけられているせいで、淫毒が性感帯へ直接浸透していくのだ。
指よりも繊細な動きが可能な舌が、ざらついた表面を密着させたまま小刻みに動き出す。
「ぁあ――――――っ!!? あ゛っぁっあっあっあ゛―――っ!!!?」
容易に絶頂を迎えさせられた女神の肉体が、達したままさらに上り詰めていく。
どれだけ悲鳴を上げてのたうち回ろうと、1つになってしまった恥部と唇は離れない。
ぞくぞくと拡がっていく気持ち良すぎる余韻が止まることなく送り込まれ、未成熟なティアの身体は快楽に狂わされた。
躰は仰け反り、四肢は痙攣し、なおも継続される淫魔の濃密なクンニリングス。
秘奥からは愛液が溢れ、体内に埋め込まれた球体では吸いきれない蜜をノエルが吸引していく。
どこまでも真っ白で神聖な魔力が全身を揺さぶり、神経を嬲り、脳髄にまで響くような凄まじい衝撃をノエルの身体を壊しにかかる。
(あっ、はぁあっ……♡ これ、しゅごいぃ……っ)
⇒消滅は免れたものの、グロッキー状態になってしまったためティアが拘束を振り払い、自分で障壁を壊してケイトと合流するルートが出来上がってしまいました。ゲームマスターは「バカなの!?」と大変お怒りでした。
―――――――――――――――つい乳首に目がいってしまった
ノエルの手がワンピースになっている纏衣をはだけさせる。比較的ゆったりとした着衣は、上からするりと脱がされてしまい、ティアの白い肌が一気に露わにされた。
秘所を隠すための布は精製していたが、胸を覆うものは何もないため、上半身は何も身につけていない。
「はああああぁ♡ ティアちゃんのカラダぁっ、すごくキレイ……♡」
「――っ!?
「あ~ん、隠さないで♪ お姉さんにもっと可愛いトコロ見せてぇ♡」
きゅ、と胸を覆った細腕が掴まれ、ぐっと上方へ伸ばされる。
生まれたてのように白く、きめ細やかな肌。そこにある控えめな膨らみはどこまでも無垢を思わせるもので、その中心には可愛らしいピンク色の突起が屹立していた。
「や、あぁっ……」
「えへへぇ、そんなに恥ずかしい? 顔真っ赤だよ?」
力ではまるで敵わない。上から押さえつけられたティアは、瞼をぎゅっと閉じて顔を背けることしかできなかった。
視界を閉ざしてしまった彼女は、ノエルの接近にも気づかない。
「ひゃあっ!!?」
舌先が乳頭をなぞった瞬間、仰向け状態のティアがどくんっ仰け反った。
小さな胸の先端は、やはり感度が段違いだった。
「えへへぇ、ほら暴れないの♡」
「っ!?」
ノエルの腕がティアの華奢な上体を絡めとる。
腕を巻きつかせ、横から抱き抱えるような体勢で、舌を再度局部を近づいていく。
ぬるぅっ……!
「んうっ!!?」
跳ね上がろうとする小さな身体を、腕できゅっと抱き締める。
完全に女神をロックした体勢のまま、控えめな乳房を指でくすぐり、舌でピンク色の先端をれるれるとこねくり回していく。
「ひ、ああぁっ!!? あっ、ひぁ、だめ……あっ、あっあっ!」
ノエルの腕の中で、小さな身体がびくびくと激しくくねる。
「ふああ、可愛いよティアちゃん……今度はこっち見せて」
「――っ!?」
ノエルの両手が、するすると下着を下ろし始める。
すぐに下半身へ伸ばした女神の手は、もう届かない。
つぅっと糸を引きながら膝を抜け、つま先を白布が抜けていく。