2ntブログ

今後の活動について


 木喰ろくろです。ブログのみ閲覧していただいている方は本当にお久しぶりです。

 今後の活動についてのお話をします。

 本日をもってノクターンノベルズで執筆中だった作品「ワンズハイドアウト」が完結しました。唐突かもしれませんが、これからはゲーム制作に注力したいと考えています。

 進捗状況はこちらのブログで月1くらいの頻度で行っていく予定です。

 とは言いつつも、まだプログラミングの勉強を始めたばかりの状況です。「制作開始」というより「準備開始」といった感じです。あまり背伸びはせず、自分の好きを忘れずに、牛歩でも着実に前へ行けたらいいと考えています。

 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

彼女達のモンスターファーム①


※このお話は今年、20年の時を経て最新ゲーム機へ移植される名作ゲーム「モンスターファーム」が好きすぎて、何とかしてゲームの魅力を伝えたい自分が、自作小説のヒロインに無理やりプレイさせようとしたものです。
 物語は、ヒロイン達が通う高校で、なぜか授業の一環でプレイステーションゲーム「モンスターファーム」をプレイするという謎設定で展開されています。彼女達はゲームを完全クリアするまで家に帰れません。

 モンスターファーム未プレイの方もいると思いますので、ゲームに関する解説を「※」で要所要所に入れていきます。

登場キャラの元小説⇒https://novel18.syosetu.com/n4084ec/





――――――――――――――





※アイリとミクは、選択科目の情報「ゲームクリエイト」の授業内で、まず市販のゲームに触れるという名目で半強制的にモンスターファームをプレイしはじめます。彼女達はパソコン室におり、同じ授業を受けている他の生徒達もそれぞれペアを組んで各々違うゲームをプレイしています。




●○●




 ゲームのオープニングが開始された。
 この世界観の中心となっているのは「円盤石」と呼ばれる古代遺産。これには伝説に残るモンスターが封印されており、「モンスター神殿」と言う施設から内部のモンスターを再生させることができる。
 この世界ではモンスターと人々は暮らしを共にしており、その中である競技が人気を博していた。
 それこそがモンスター同士を戦わせる「モンスターバトル」であり、このゲームの根本を成す要素である。

「圓さん、プレイヤーの名前は……」
「……川瀬さんの名前でいいんじゃない?」

 コントローラーを握っているのは彼女、川瀬愛織さんだ。
 彼女は慣れない手つきでぎこちなくコントローラーを操作し、主人公の名前が「アイリ」と入力された。
 ゲームの主人公となる彼女は、「モンスターバトル」で戦わせるモンスターを育てるブリーダーということになっている。物語は、彼女が新人ブリーダーとして認められ、教会へブリーダー登録を行なう、というところから始まる。

『ブリーダー審査合格おめでとうございます。頑張っていいモンスターを育ててくださいよ。で、あなた方にはこちらから指定の調教助手を派遣させていただきますね』

「……?」

 協会の役員らしき男性が話している。
 調教助手というのは、おそらく作中の固有名詞だろう。テキストを次に送ると、男性はすぐに説明をしてくれた。どうやら調教助手というのは、ブリーダーの手伝いをするために教会が養成した人員のことらしい。
 要するに、この調教助手がゲームのサポートを常時してくれるというわけだ。

『こちらがあなたに派遣される調教助手のホリィ君です』
『こんにちは、わたし、ホリィっていいます。よろしく』

 髪を後ろで一纏めにした、ポニーテールの可愛らしい女の子が出てきた。彼女も助手になりたての新人らしい。

『では街でモンスターを手に入れて、ファームへお帰りください』

 一通り紹介を済ませると、男性はそう言って去り、その場には助手と主人公だけになった。一通り会話し、彼女と主人公は揃って街へ行くことになった。(※この後、ホリィとテスカという師匠の会話が少しあるのですが、全て話していると長くなるため、ここでは省略しています)

 プロローグが終わり、プレイヤーの操作へと切り替わった。
 ゲームはまず、街でモンスターを手に入れるところから始まるらしい。




―――――――――――――――――――――――




「えっと……」

 急に操作を委ねられ、アイリがミクの方へちらっと目線を送った。
 ここはかなり重要な部分だろう。どのようなモンスターが存在するかは不明だが、この選択はゲームの進行に大いに響いてくるはず。

 本作の最大の特徴は、育てるモンスターを音楽CD(またはPlayStationなどのゲームディスク、パソコン用のCD-ROMなど)から誕生させることができるという点らしい。
 ゲームの中では、この音楽CDが「円盤石」を意味しており、ゲーム本体にCDを読み込ませることで、そのCD(円盤石)内のモンスターを再生するという話になるわけだ。
 せっかくなので、このモンスター再生の仕様を利用してみたいところだが、手元にCDがない……
(※今年発売の移植版は、ゲームCDを読み込ませるタイプのハードでないため、初代モンスターファームとは違う仕様が導入されています。原作ファンとしては、家にあるCDにはどんなモンスターが潜んでいるのだろうという再生時のワクワク感が堪らないので、この仕様変更は少し寂しいです。同じモンスターであっても、再生するCDで初期能力値も潜在能力も違うという部分がまた素晴らしい要素だと思います。ちなみに彼女達がプレイしているのは初代ですので、CD再生が可能な設定です)


「あ、ここにあるよ!」
「それ、レンズクリーナーだけど……」

 レンズクリーナーとは、裏面に導電性繊維がくっついたCDであり、読み込ませることでCDドライブのレンズに付着した汚れを除去するためのものである。
 それで、モンスターが生み出せるのだろうか……?

『お待たせしました。それでは誕生させますぞ』

 できるらしい。


「わあ~、なんか、すごいっ」

 画面が切り替わり、モンスターを石版から生み出す映像が流れている。
 祭壇の中央には円盤石らしきものが浮いており、そこから放たれた光が虹色にきらきらと煌めいている。石に封印されしモンスターが再生されようとしているのだ。
 画面中央から、何か黄色いものが出現し、大きくなっていく。何だろう、これ……

『ふわああああ』

「「……」」

 モンスターらしき一つ目の球体が、大口を開けてあくびをしていた。そいつは大きな目を気だるげに細め、口をもごもごと動かしている。
 

【スエゾー | MAIN:スエゾー SUB:スエゾー】


 すぐに画面下部にテロップが表示された。おそらく、このモンスターの種族名だろう。(※メイン、サブというのは、モンスター合体の要素が絡んでくる部分であり、異なる種族のモンスターを合体させることで様々なモンスターを作成することができます。メインとベースとなるモンスターで、サブが掛け合わせているモンスターです。基本的にモンスターは、合体させたものの方が高い補正値を持つ傾向にあるのですが……)

『ヘンテコなモンスターだね』

 調教助手のホリィさんが、彼女達の感想を代弁してくれていた。
 メッセージを送ると、モンスターの名前を決める画面になった。

「名前は、どうしよっか……?」
「……待って、このモンスターでいくつもりなの?」

 どうやら彼女は、このモンスターでいくつもりらしい。
 少し悩んでいた彼女は、何を血迷ったのか、そこに「みく」と打ち込んだ。

「っ……、あのさぁ……」
「っ!? いやあのっ、パートナー、だし……」

 ミクの若干ドスの効いた声に、アイリ(と周囲の生徒達)が戦慄し、文字が消されていく。悪気が無いのはわかっているのだが、ちょっと勘弁してほしい。
 命名を待つそのモンスターは、くねくねと全身を左右にくねらせ、大きな口からべろりと舌を覗かせている。
 結局モンスターの名前は「ルドルフ」に決定し、テキストメニューがようやく画面から消えた。

「じゃあ、ファームに……」
「ちょ、ちょっと待っ、行く前にモンスターのステータスを確認しない?」

 まだ育てるモンスターが決定したわけではない。この尻尾を付いた単眼球体がどれほどのポテンシャルを秘めているかはわからないが、正直別のモンスターにしたいと思っている。

「賢さが高いみたい。あと命中」

 おおよそ知性など感じられない容姿をしているが、これで賢さに特化したモンスターのようだ。画面をモンスターグラフィックの確認に切り替えたアイリが、ルドルフのフォルムを色々なアングルから覗いている。

「あ、これ」
「……?」

 アイリがモンスターを下から見上げるようなアングルで静止させていた。本体である丸い部分の下アゴがアップになり、その背中側から湾曲した尻尾がくるっと伸びている。

「何だか、もやしみたいな……」
「――っ!?」

 不覚にも吹いてしまい、またもや周囲の生徒達がびくっと肩を揺らした。

(※実際スエゾーは、体の黄色具合や、丸っこく伸びた尻尾など、どことなくもやしの芽っぽいです)

 咳払いで何とかそれを誤魔化すミクの目線に促され、アイリは慌てて画面を切り替えていく。
 画面がスライドしていくと、今度はモンスターの技一覧が表示された。現時点でこのモンスターが覚えている技は、「しっぽアタック」「ツバはき」「なめる」の三種類っ……!

「っ……」
「み、みくちゃん……?」

 仮にも、互いの強さを競いあう試合を行なうというのに、このふざけた技の羅列は何なのか?
 いやそもそも、ふざけているという以前にこれは反則行為ではないだろうか? 勝負の場において唾を吐く? 舐める? 
 段々と画面中央でクネクネしているモンスターの動きにも腹が立っ――

――ポーン(決定音)
『がんばってルドルフを育てようね(*^-^*)』

「ああ゛っ!? ちょっ、川瀬さんっ!!」
「うわあっ!?」

 ミクの非難めいた声が教室内に響き、彼女を恐れている生徒達が今日一番のリアクションで椅子から飛び上がった。
 ミクの先程の無言の圧力から逃げるようにゲームは進行され、街の画面はすぐさまファームへと移行した。

 ここから本格的にモンスター育成が始まるらしい。
 これは新人ブリーダーのアイリとモンスターのルドルフ(と傍観者1名)がモンスターバトルの最高峰、四大大会を制覇するまでの物語である。(仮)




 続く……?

バッドステートワンドロ 採用ヒロイン 企画の進め方について

 バッドステートワンドロ企画についての報告です。

 投票、コメントしていただき、自分でも色々考えましたが、ヒロインはリリィを採用しようと思いました。アイリは本編ヒロインでありますし、あまり小説作品と連携させる必要もないのかな、と考えたのが理由です。
(希望されていた方、投票していただいた方、すみません……)

 前例のない企画ですので、どのようになっていくかはわかりません。そもそも僕の実力で、たった1時間で絵と呼べるものが描けるのかも不安で仕方ない、というのが本音です!
 こういう時、自分は必要以上に悩んでしまい、無駄に時間を浪費してしまう傾向にあります。

 本編更新に影響を与えてしまいそうですので、ここで企画内容を明確にしたいと思います。

 まず、付与するバステについては、コメントいただいたものを採用させてもらい、そのまま植え付けていく方式を取りたいと思います。
 単純な状態付与のみか、寄生・装着による副次的な状態付与か等についても、コメント内容に則って描かせていただきます。
 もしかしたら企画内容に逸脱するものとなる可能性もありますが、あまり深く考えずやります!

 クオリティは、あまり期待しないでもらえると助かります……
 あくまで素人が、練習の一環でやりたいと思い立ったものですので……!

 以上となります。
 面白い企画ですので、どんどん昇華されていってほしいと思います。

バッドステートワンドロ企画について

ツイッター(https://twitter.com/rokuro552?lang=ja)にてバッドステートワンドロ企画(https://twitter.com/badstateproject?lang=ja)というものに参加予定です。

以下↓企画概要(コピペ)

〜企画概要〜
・毎週日曜日の22時〜23時開催です。
・描き終わったら#バステワンドロ企画 のタグを付けて投稿してください。
・お題等は特にありません。心の赴くままバステを盛ってください。
・当企画のバステは全て治療不可の永続ステートです。
・バステを累積させていって貴方だけのよわよわヒロインを育てましょう
・二回目以降は分かりやすいように前回のツイートにリプを送る形でツリー表示させてください。
・テキストも書かなくてはいけない関係上、どうしても1時間では収まり辛いと思いますので時間は飽くまで目安とします。遅刻OKです。


あくまで速く描く練習の一環で参加させてもらおうと考えております。
凝ったものを作ろうとして本編更新を遅らせては本末転倒ですので、付与するバステについては某ゲームのものを参考にさせてもらおうと思います。(要望等があればコメントお願いします……)

餌食となるヒロインについては、連載小説のヒロインを採用します。
筆頭は黒髪セミロングの子ですが、一応投票ボックスを設けましたので、ご希望があれば投票をお願いいたします。

※ヒロインが限界と判断した時点で終了します






無料アクセス解析



10/27追記:企画には、リリィを採用することになりました。アイリの方へ投票していただいた方はすみません。コメントにて要望等をいただいておりますので、投票ボックスはこの場に残しておきます。詳細は、最新記事をご確認お願い致します。

ケイトルートの分岐(ボツ案)について

 自作小説「HなRPGゲームの世界に転生しました!」(https://novel18.syosetu.com/n4084ec/)の中のケイトが女神と探索していくルートについては分岐が非常に多く、自分もかなり悩み、迷走しながら紡いでいったものでした。
 蛇足ではありますが、こちらに採用されなかった案をまとめていきます。


―――――――――女神殺戮ルート
⇒ケイトの好感度が足りないと発生するBADENDです




 できないとでも思っているのか……?

「っ……!?」

 女神の頭を上から掴んだ。
 手の平にさらさらとした髪の感触と、確かな体温を感じた。
 
「っ……」

 何だ、その顔は?
 その感情は何だ?
 手を頭の上に乗せられて何か勘違いしたか?

 何も知らないくせに。
 幾度となく手を血で染めてきた私がどれほど穢れているか。
 それこそ、女神とは最も相容れない存在なのに。
 何を履き違えて、血迷って……

 嫌いだ。
 全部、嫌いだ。

 非情になれず、こんな状況を招いている愚かな自分も。



 そんな自分との決別とともに、ケイトは女神を殺した。




―――――――――淫魔殺戮ルート
⇒ノエルがティアの体液を吸い過ぎていた場合、ケイトが弱っているノエルをゲーム世界から取り除いてしまうBADEND。



―――――――――彼のボディスーツ化
⇒奴が肉体をぴっちりスーツに変化させ、ケイトの身体に纏わりついて歓喜するルート。誓約の無視、オークが不要になる、ケイトに取りついたらこの男はもう離れない、などの問題があり断念。

「とくと見よ! これこそ魔法学の粋を集めて造り出した最高峰の体質変化だ!」

 奴の姿が消え、べしゃっ、と何かが地面に落下した。
 ブヨブヨとした

「ああーーーっ!! 着せてもらわなきゃ効果が発揮できないっ!」
「ふざけてるのか……?」

「ふへへぇ……ケイトちゃんの身体ぁ……♪」
「っ……!」

 ボディスーツが生き物のように蠢いている。

「ぁっ……!」
「ふおおっ!? か、可愛い声いただきましたっ! ケイトちゃんはここが弱いんだよね~♪」

「うへへぇ~、すごいよぉコレっ、ケイトちゃんの全てが感じられるよぉ……肌の感触も、汗の匂いも、身体のすみずみまで……」
「あっうあっ、く……!」



―――――――――ヘロヘロのケイトが女神の唾液を奪って反撃するルート
⇒女神歓喜ルートですが、やはり好感度が足りず断念。また、その後の展開の妨げになるものだったためボツとなりました。

「はあっ……おい……口、開けろ……!」
「えっ……!? な、なにをっ……んむうぅっ!!!?」

 纏衣を引っ掴み、無理やりティアを引き寄せたケイトは、自分の唇を女神の唇に押しつけた。
 わかっていたことだ。
 くだらない感情など捨て、彼女の中へ舌を入れていく。
 凄まじい魔力が、一気に体内へ入ってくる。 

「んふぅっ!? ん、んぁっ……んっ……♡」

 予想できていた女神の反応に嫌気がさし、ケイトはすぐに彼女の唇を解放した。



―――――――――ノエルがケイトを弄るルート
⇒奴が急用で席を外した際に発生するルート。条件が厳しく、それをクリアしてもキスの時点でケイトがノエルの舌を噛み千切ってしまうので断念。

「あら? あらあらあらぁ♡ 邪魔な奴がいなくなった~♪」
「や、あ、んぁあ……」

「気分はどう? え~っと、コリンズちゃんだっけ? ちょっと文字化けしてたけど」
「……」

「もう、そんな怖い目で見ないでよ」


「……お前……ベースは何だ……?」
「え~、何言ってるのぉ? どこからどうみても生粋の可愛いサキュバスじゃなぁい♪」
「あっ!?」

 ノエルの手がケイトの頬に添えられるのを見て、ティアが思わず声を上げた。

「好みのタイプじゃないけど、魔力は美味しそうね~。ちょっと味見するわね~?」
「っ……!」
「ああ――っ!!」

 唇同士の優しい接触に、女神が目を見開いて非難めいた声を上げる。



―――――――――男のケイト弄り
①本編では登場しなかった質問

・初オナニーの時期
・ケイトの得意料理

②ケイトの好きな食べ物精製
⇒意味不明なためボツ。

「ほら、ケイトちゃんの大好きなイチゴのクレープだよ♪ 生クリームもたっぷりだよ?」

「要らない? じゃあ僕が食べちゃうよ?」
「……」
「食べたくなってきたあ? 食欲は無くても、味覚を満たしたいって欲求はどうしようもないからね。苺とクリームの甘い香りがするでしょ? ほら、食べる? 僕の食べかけだけどねw」

③羞恥上映会
⇒仮待機フィールドで、身体が疼いて戦闘もままならなくなってしまったケイトが、やむをえずに自慰行為を行なった際の隠し撮りお宝映像を大画面で上映するという変態的ルート。うまく展開に組み込めず断念。

「ほら、ちゃんと撮ってあるよ? 発情状態で眠っちゃったケイトちゃんのお宝映像♪」
「女神様の見たいでしょ? ケイトちゃんの萌えシーン」

 仮待機フィールド内にあるベッドに横たわるケイトが映っていた。
 息を乱し、肩を抱き、身体を胎児のように小さく丸めている。

『っ、は、ぁ……ん、ふぁ……っ』
「っ……」

 映像の中にいる自分が、変な声を上げている。
 上気した頬。汗ばんだ肌。自分を守るかのようにうずくまり、熱い吐息を漏らしている。
 その手が、肌に触れる。映像では見にくいが、手は明らかに胸部に触れていた。
 手の平で胸を撫でまわし、もう一方の手がゆっくりと、下の方へ――

『ぁ、んぁ、あっ……』

 映像に釘付けになっている奴がいる。
 自分の痴態を目の当たりにし、性的に興奮しているバカがいる。

 この狂った状況は何だ?


「ケイトちゃん、顔、赤くなってない?」





―――――――――ケイト自決ルート
⇒力の搾取時、ケイトの余力が残っていると発生するルートです。本当に死んでしまうため断念。女神が蘇らせるという案もありましたが、ケイトの女神に対する好感度が地の底へ落ちてしまうためボツに。
(それ相応の覚悟をもって他者の命を奪っているため、命を軽んじる行為をひどく毛嫌いする)


 魔力の発動はイメージしやすく扱いなれている部位である方が良いというだけであって。
 起点が手である必要はない。
 
「――っ!!?」

 魔力の核、つまり、身体に中心部に位置する子宮から肉が爆ぜた。
 悲鳴が上がる。
 男が初めて狼狽するような表情を一瞬だけ見せた。

「あのさぁっ……! リョナ属性なんて僕には無いんだから、そういうことはやめてくれない?」

「がっはっ……!!!」

 血を吐き出しながら、ケイトはゆっくりと右手で額を覆った。
 そのまま、なけなしの魔力が手に集中していく。
 男の顔が、一気に焦燥に歪んだ。

 ケイトが微かに嗤う。
 

「蘇らせてみろよ……」



―――――――――――――――



 ノベルゲームであれば、様々な分岐を展開させられるかもしれません。

プロフィール

木喰ろくろ

Author:木喰ろくろ
ノクターンノベルズでエロい小説書いてます。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR